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中国(江蘇省南京市)での隔離生活体験レポート 第1弾

11月5日(木)、関西空港より17時の便で南京空港へ。

コロナの影響で関西空港は人が極小でしたが、中国便は長蛇の列。通常チェックイン前にPCR検査証明書の確認、中国側健康調査管理表のような中国でも状況が追跡できるQRコード管理の携帯への入力含め、チェックインまで通常より時間がかかります。

 

閑散としている関西空港

 

機内はほぼ満席で大体、中国人8割、日本人2割。

機内で隣の席に座った台湾人の若い男性は、大阪在住3年目の半導体業界のエンジニア。上海に数か月間、技術支援のための出張目的で渡航を余儀なくさせられたと嘆いていて、なぜか私が人生はなんでも経験だ!と語り慰めます。

 

南京空港到着後は、

 

1. QRコード読取チェック

2. 身上調査

3. QRコードチェック

4. PCR検査

5. 入国審査

6. 機内預け荷物受取

7. 荷物のX線検査

 

の順序で意外にもスムーズでしたが、入国審査は中国渡航目的や職業等、通常より多く質問を受けます。
また、PCR検査は喉に綿棒を突っ込み約15秒程で完了。日本とは異なる中国のPCR検査処理能力の高さに驚愕します。

 

南京空港到着後の身上調査

 

その後、出口をでると、50m程前方に大型バスが待機していて、それに乗るよう指示を受けます。

このバスが隔離ホテルまで送迎。バスで走ること、約1時間強。南京市高淳区の「銀林生態園」という山奥の農業園のような場所に辿りつきました。

このホテルから上海までは約300km。(車で約3時間半)

 

ホテルに着くと、階段で3階の部屋まで案内され無事入室。

(エレベーターがなく、たくさんの荷物を抱えて3階まで持ち運ぶのが辛い。女性は大変そうで、早速文句を言っている中国人もいました)

通常は、ホテルの窓口でパスポートチェック等を行うのですが、接触をさけるためかほとんど何も手続きせず直接部屋へ。

隔離の最後に実施するのでしょうか。

 

隔離ホテルの部屋に水が14本。その横には消毒液。上の棚には小さいティッシュとベープマット

 

ホテルの部屋は一人部屋でまあまあの広さ。無論洗濯機はなく、自分で手洗いが必要。

ふと気づいたのですが、部屋にペットボトルの水が14本(まずは14日分?足りなければ頼むともらえるらしい)と消毒液、なぜか中国版ベープマットが置いてあるのを発見。

(その他備品はほとんどなく、想定して日本から持参した生活用品がフルに活躍しそう)

ベープマットは森林に囲まれた場所なので虫が結構多くすぐに納得。

入室後、14日間の隔離観察における規則や注意事項の書いた紙にサインをさせられます。

一連の流れの中でやはり中国はコロナ拡散防止の統制が厳格に管理されていることが改めて伺えました。

 

南京で軟禁!

なんて洒落を言ってられないようなまあまあ過酷な環境下での隔離生活スタートです。

 

部屋の外に小さな籠が設置されておりこれが1日3食の弁当受け渡し置き場

 

文章:金盛貿易上海 糸賀 智行