私の両親は、福井で製造業を営んでいます。製造業ならではの大変さを間近で見てきた影響もあり、次第に「地元のメーカーさんを助けられる仕事に就きたい」と考えるように。メーカーとの関わりが深い北陸の商社を探していたときに出会ったのが金森産業です。製造業に関わるあらゆる商材を取り扱えると聞き、幅広いお客様と出会えそうだと感じて入社を決めました。現在は金沢営業所に所属し、製造業者向けに工業薬品を、染色会社向けに染料と助剤（染色を助ける薬剤）を販売しています。特に印象に残っているのは、あるお客様から「製造に必要な薬品を、できるだけ早く用意してほしい」という依頼を受けた際のこと。急なお話だったので最初は薬品メーカーから断られてしまったのですが、粘り強く交渉したところ、何とか優先的に納品してもらうことができました。お客様とメーカーの間に立つ商社営業の腕の見せ所ともいえる場面で成果を出すことができ、大きな自信につながりました。色々な人と関わるのが好きな私にとって、今の仕事は天職。「お客様にとって一番の営業」を目指して、コツコツと着実に信頼関係を築き上げたいと考えています。

富山大学の留学生として来日した私。富山の方々の優しさを通じて日本が大好きになり、日本の良さを海外に発信できる人間になりたいと考えるようになりました。入社を決めた最大の理由は、海外に事業拠点があり、英語と中国語を活かして働くチャンスがあると感じたから。現在は合成樹脂部・鋳材部に所属しています。合成樹脂部ではプラスチックの原材料や成形機械の販売を行っています。鋳材部では、富山の伝統産業でもある鋳物製造を営んでいるお客様に向けて、ものづくりの過程で必要になる設備や副資材を販売しています。入社1年目の頃は商社営業としての知識や経験が不足しており、お客様から信頼を得られず悔しい思いをしましたが、そんな状況を打破するために力を入れたのは、とにかくレスポンスのスピードを速くすること。今では、「サンドゥさんの対応は迅速で的確なので安心です」とお褒めの言葉をいただく機会も増え、成長を実感しています。今後の目標としては、全社を挙げて拡大しようとしている海外事業により深く携わりたいですね。私をここまで育ててくれたお客様への感謝を忘れずに、グローバル市場に目を向け、入社時に抱いた夢を実現したいと考えています。