事業内容

薬品

部門紹介

取締役常務執行役員 荒木 正一

薬品部の仕事

 化学工業薬品の全般を扱っています。例えば、理科の実験で使われたような塩酸、硫酸、水酸化ナトリウムなど化学名がそのまま商品名になったもの(無機・有機)はもとより、医薬品の製造原料や添加剤研究試薬や機器、食品添加物、溶剤、接着剤など、種類が多く分野が広いため、取引先も多岐にわたります。

 業種では、環境関連、紙パルプ、建材、医薬品、ファインケミカル、表面処理、電子材料などです。

 

金森産業の強み

 一つは、販売力、情報力、物流力、財務力が整っている点です。お客様に寄り添ったきめ細やかな営業スタイルを信条としてきた結果です。

 二つ目は、分析とエンジニアリング部門をグループ内に持っていることです。1971環境庁(現環境省)発足当時、薬品部の声掛けで分析室と機械部(後のカナモリ技販)を設けました。環境規制が厳しくなる中、地元高岡のアルミ産業は排水基準をクリアする為に苦労しており、当社の分析とエンジニアリング機能が排水問題解決に大いに役立ちました。現状把握(分析)し、対策を立て(処理設備設計施工)、管理する(薬品納入)ビジネスモデルを確立しました。

 ハード・ソフトの両面から解決することで地場産業の発展に寄与してきた経験やケーススタディが、他社との差別化を生み出しています。

 

 

今後の可能性

 富山県の地場産業であります医薬品業界はもちろんですが、環境分野にも注力しています。環境問題に対する国民の目はますます厳しくなっており、特に製造業・産廃業は大気、水質、騒音、振動など、生活環境に悪影響を及ぼさない状態での生産活動が責務です。今後ますます地球温暖化、CO2の削減が叫ばれる中、当社が永年蓄積してきたケーススタディがきっとお役に立てるはずです。

 

薬品部の将来像

 当社の財産は「人材」です。また投資対象も「人材」です。いかに優れた人材を育成するかに当社の将来がかかっていると言っても過言ではありません。

 創業明治3年以降培ってきたあらゆる経験・ケーススタディなどをベースとして、激変する世の中の動きに遅れることなく、少し前を歩き、ニーズを的確に掴み、必要な時に必要なものを必要な取引先へ提案・供給できる体制を創り上げたいと考えています。永年にわたり構築したネットワークを駆使し、アイデンティティとスペシャリティを兼ね備え、グローバルにアグレッシブにチャレンジする、情と縁と恩を重んじる人材を育て上げ、必ずや業界や分野を問わず、お役に立てる集団になっていると確信します。